男性スタッフ9 チルド

緑のコンテナを運ぶ男性スタッフ9
あちこち行けるのは楽しいから。
全コースを回れる代走担当に
今は、主にお休みしたセブン-イレブン店舗向けの配送ドライバーの代わりを務めることが多いです。代理で配送するといろいろなコースが回れるから楽しいですね。通常、セブン-イレブン店舗向けの配送の仕事は、決められたコースを回ります。私も入社当初はそうでした。しかし、新しくセブン-イレブンの店舗ができれば、その店舗にも配送しなければなりません。季節により物量が増減するので、1台のトラックでは積みきれない時があります。その時はサポートでもう1台トラックを出すこともよくあります。そうすると、決まったコース以外を走るドライバーも必要になってくるわけです。複数のコースを覚えて対応できるドライバーが多い方が、配送センターとしては助かります。慣れてくると、上司から「今度はこっちも覚えてください」という指示が出ることもあります。私はいろいろなコースを回るのが好きだったため、喜んで新しいコースを覚えました。上司も多くのコースを回らせてくれたので、気づいたらうちの配送センターが担当するすべてを覚えていたというわけです。「夏は海の方を回らせてくださいよ」と軽口を叩きながら楽しく走っています。そんなに都合よく自分の行きたいところに行けるわけはないですけどね(笑)
説明する男性スタッフ9
何もかも不慣れな新人時代から、
試行錯誤で一人前に
今では「どこのコースでも行きます、行けます!」と言っていますが、セブン-イレブン店舗向けの配送ドライバーとして入社した当初は、ひどかったですね。もともと私は、セブン-イレブンの店舗で社員として働いていました。副店長だったのですが、ずっと接客業をやっていくのはどうだろうという迷いが生じて、退職したのが2011年。東日本大震災の年です。震災の混乱の中、電気、水道、ガス、建築、そして配送などのインフラ関係の仕事は強いなと思いました。さらに、セブン-イレブンでの経験を生かせる仕事となると、セブン-イレブンへの配送ではないかと考えたのです。商品知識も生かせますし、店舗へのルート配送ならどうにか道も覚えられそうだと思いました。そんな時に見つけたのが、家の近所のセブン-イレブン店舗向け配送センターの求人です。さっそく応募して、アルバイトとして働き始めました。しかし、自分が普段乗っているのは軽自動車だったので、大きなトラックの運転をするところから戸惑いました。また、今までは荷物を受け取る側だったのが、いざ配送する側に回ると、荷物がうまく積み込めないのです。店舗前の限られたスペースで荷物を降ろして空箱を積みます。荷物も空箱も整理整頓しておかないと分からなくなるのに、そこまで頭が回りません。やたらと時間がかかって、セブン-イレブンの店舗の皆様にご迷惑をおかけしてしまいました。そこで、どうしたらいいか考えました。仕事が早い人のやり方を見て覚え、自分の今日の仕事を振り返って、改善点を考えます。そして、試してみるのです。それでもダメなら、また違う方法を考えて試します。そんな試行錯誤の繰り返しで、どうにか半年ぐらいで慣れました。もちろん、多くの先輩に教えていただいたおかげであることは、言うまでもありません。
タイヤの空気点検をする男性スタッフ9
会社の推薦で正社員に登用される。
運行管理者資格取得。
今後は恩返しをしたい
セブン-イレブン店舗向けの配送ドライバーとしてアルバイトから始めて契約社員になり、そして先月、正社員に登用されました。セブン-イレブン店舗向けの配送アルバイトを始める時も、求人広告に「正社員登用制度あり」と書いてあったことが応募の理由の一つだったので、嬉しいですね。私の仕事ぶりを見て上司が推薦してくださったのはありがたいですし、その期待には応えなければいけないと身が引き締まる思いです。私を育ててくださった上司は、最近、私に管理業務を担当させてくれます。今までお世話になり続けてここまで来たので、その期待に応え、任される仕事はどんどんこなして会社に貢献したいです。それがトラブルの多かった私を、ここまで育ててくれた会社への恩返しだと思っています。1年半ぐらい前に、運行管理者の資格を取りました。道路交通法などの法令や実務について幅広く出題される試験で、落ちる人も結構いるのですが、私は1カ月ぐらい集中して勉強し、どうにか合格できました。職場の仲間は驚いていましたね。できるなら、この資格も生かしていきたいと思っています。私はもともとインドア派。コンビニに勤めていた頃は、家と店舗の往復以外はほとんど外に出ず、本を読んだり、絵を描いたりしていました。今でもプライベートはあまり外出しないのですが、仕事でいろいろなコースを回っているため、自分の世界が少し広がった気がします。トラックを運転しながら「桜がキレイだな」と季節を感じることも、以前の自分にはなかったことです(笑)配送範囲だけではなく、今後は仕事内容でも世界を広げていきたいと思います。

※2015年10月時点の情報を元に作成しております。