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ドライバーは稼げるし、
時間の融通も利かせてもらえる
以前は、輸出貨物事務に携わっていました。5年ほど勤めていたのですが、リーマンショックの影響で仕事が激減。親子の生活のためにもう少し収入の多い職業に就きたいと思い、転職を決意しました。いろいろな求人情報を見てアルバイトで入社したのが、現在の配送センターです。なぜ、女性なのにこの職業を選んだかというと、収入面以外にも「一度トラックを運転してみたかったから」という理由があります。大きなクルマは好きなのですが、トラックのドライバーは経験がないので、地図を見ながら知らない場所に行くのは不安でした。その点、セブン-イレブンのようなコンビニエンスストアへの配送ならば、女性でもお店の場所さえ知っていれば大丈夫だろうと思い、応募しました。子どもはもう高校生なので手間はかかりませんが、近所の実家へ家事の手伝いに行っています。始めた頃は、朝からずっと配送するシフトだったので、実家に行く時間が取れません。そこで勤務する時間帯を朝からの日と、昼からの日に分けてもらいました。「正社員に」というお話もいただきましたが、勤務時間の融通も利くので、アルバイトのまま働かせていただいています。希望を聞いていただけて、感謝しています。
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トラックの運転はコワイ!
事前に練習ができて、ホッとした
トラックの運転がしたくて、始めたわりに、最初はトラックの運転がこわかったですね。車両の感覚が全然違います。だから独り立ちする前に、トラックの運転の練習ができたのはとても嬉しかったですし、そうしたサポート体制があることも安心しました。午前中はセンターで車庫入れの練習をしたり、先輩に同乗していただいて近所の道を走ったり、講習を受けたりしました。午後には先輩と一緒に配送です。これを数週間続けることで、女性一人でも安心して仕事ができるようになりました。この仕事を始めた頃は、体がきつかったですね。輸出貨物事務をやっていた時も、荷物を動かすことが結構あったので、女性とはいえ配送も大丈夫だろうと思っていたのですが、“体を動かす”という内容が違います。ドリンク類を運ぶと、重くてなかなか持ち上がりません。庫内の荷物は鍵手を使って引っぱるのですが、最初はいくら引っぱっても動かないのです。一日仕事をすると、次の朝は動けませんでした。半年ぐらい経ち、慣れてきたと思った頃にドリンクの量が増える夏場を迎えました。女性には重くてきつかったです。それにも慣れたのは、始めて1年ぐらい経ってからだと思います。配送の仕事は、体がきついだけではなく気遣いも大切なので、最初のうちは緊張しました。一番気をつけているのは、店舗にお買い物で来店されるお客様。荷物を持っていると視界が狭くなるので、ぶつからないように注意が必要です。とくに小さなお子様の場合、ちょうど死角に入ってしまうので、とにかく徹底して注意を払っています。最初の頃ほど緊張しなくなったとはいえ、今でもこうした注意は決して怠れません。
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もっとコースを覚え、
仕事の幅を広げたい
ドライバーを始める時、周囲からは「女性にはきつい仕事だから、長くは続かないだろう」と思われていたようです。私は負けず嫌いなので、その周囲の反応に反発してやってきたことが、トラックのドライバーとしてここまで続いてきた理由の一つかもしれません。でも、一番の理由は働きやすい職場環境にあると思います。女性は腕力がないので、重たい荷物をいっぺんに大量に運ぶことができません。荷物の量が多いわりに、時間がないコースを担当するのは難しいです。どうしても時間内に配送しきれないと思った場合は、上司に相談してコースを変えてもらっています。相談や希望もきちんと聞いてもらえる環境はありがたいですね。上司だけではなく、ほかのスタッフも親切な職場なので困っていると助けてくれます。それが一人、二人ではなく、みんなで助け合う雰囲気なのです。トラックのドライバーという仕事は大変なこともありますが、気持ち良く働き続けられるのは、仲間のおかげだと感謝しています。入社したての頃は、初めてのお店に行くたびにとても緊張していたのですが、今では事前にルートを地図で確認すれば、わりと気楽に行けるようになりました。女性の後輩ドライバーも入ってきてくれて、“女性ドライバーの先輩”として対応するようになっています。これからは、もう少し配送できるコースを広げていきたいですね。運ぶ量が多いコースは難しいかもしれませんが、新しいコースにもっとチャレンジしていきたいです。女性が働きやすい環境の中で、仕事の幅を広げ、少しでも長く仕事を続けていくことが、会社への恩返しだと思っています。

※2015年10月時点の情報を元に作成しております。