男性スタッフ2 チルド

番重を持ち上げる男性スタッフ2
自販機とコンビニ。
同じルート配送でもかなり違う
前職もルート配送のドライバーでした。自動販売機の飲料水や缶飲料などの売り上げを管理し、補充する業務で、9年間ぐらい勤めていました。もともとクルマの運転は好きなので、仕事は嫌ではなかったのですが、自動販売機のルート配送は歩合制なのです。売り上げの多いところもあれば少ないところもあり、夏は売れても冬は売り上げが下がるなど、自動販売機の売り上げは変動が激しいので、収入が不安定になってしまうのが悩みでした。トラック運転の経験を生かして、もう少し安定した職業に就きたいと思って、インターネットの求人サイトで仕事を探していたところ、セブン-イレブン店舗向けの配送ドライバーの求人が目につきました。勤務先も自宅から近く、使うトラックのサイズも前職と同じぐらいでした。これならいけると思い、入社を決めました。いざ働き始めると、同じ配送でも仕事内容はかなり違いました。自動販売機の場合、どの商品が売れるか自分で考えて、売れる商品を多く補充しなければ売り上げに響きます。それに対してセブン-イレブンの店舗への納品は、決められた商品を間違いなく各店舗にお届けすることが大切です。また、飲料水や缶飲料などのドリンク類一筋だったのが、生鮮、チルド食品へと変わりました。そうすると、運び方もトラックへの荷積み方法も異なります。番重(商品を入れるケース)の運び方や台車の押し方には、コツがあるのです。最初のうちは難しいです。そして一番の違いは、決められた時間内に店舗にお届けしなければいけないこと。慣れるまでは作業に時間がかかるので、時間に追われるプレッシャーを感じました。しかし、導入研修で基本的なことをしっかり教えていただいたおかげで、順調に仕事に慣れていきました。商品のお届け先が自動販売機のような機械ではなく、人が受け取ってくれるのはやっぱりいいですね。セブン-イレブンの店員の方とつながりができて、「頑張っているね」などと声を掛けていただけると嬉しいです。
番重を運ぶ男性スタッフ2
道を覚えるのも仕事のうち。
今では新人に教えることも
セブン-イレブン店舗向けのドライバーは、道を覚えることも大切だと思っています。いつも使っている道が事故や工事で使えなかったり、渋滞したりしていたら、ほかのルートを多く知っていると、いざという時も慌てずにすみます。今は東京都内と千葉県の一部が担当エリアなのですが、前職でも都内を走っていたので、道に関しては最初から苦労しませんでした。いくつかのコースを回っているうちに、違うコースの道がつながるようになり、頭の中の地図が広がります。今年からリーダーになり、新人の方の指導をする機会が増えてきたので、作業だけではなくルートの取り方も教えています。地図が苦手な方だと覚えるまでに少し時間がかかりますが、みんな一つ一つ覚えていくので、そのへんはあまり心配しなくても大丈夫だと思います。いろいろな道を知っていても、どうしても渋滞に巻き込まれてしまうこともあります。そんな時は、いい意味であきらめるしかありません。焦って気持ちに余裕をなくすと、事故を起こす可能性が高くなります。ちょっとした事故でも処理に時間を取られて、余計に遅れてしまうことにもなりかねません。ですから、新人の方たちにも渋滞に巻き込まれたら、焦らずにセンターの運行管理者に連絡するように指導しています。今どこにいて、どんな理由で遅れそうなのかを話せば気持ちも落ち着くものです。セブン-イレブンの店舗スタッフの方にはセンターの運行管理者から連絡するので、まずは落ち着いて安全第一です。
確認する男性スタッフ2
「運行管理者」の資格取得をめざして、勉強中
センターを中心に、セブン-イレブン店舗向けのドライバー同士の連係がよく取れているのも魅力だと思います。困ったことがあれば、センターにいる運行管理者に連絡すれば大丈夫というのは、仕事をするうえで大きな安心感につながります。大雪の日のことです。いつも車で通勤しているのですが、駐車場から自分の車が出せなくて、電車通勤をしたことがあります。朝早くてバスもないため、駅からタクシーでと思ったのですが、タクシーもおらず、動きが取れなくなりました。そこで「今、○○駅にいるのですが、ここから会社まで行けません」とセンターに連絡したところ、たまたま深夜便で駅近くの店舗に納品していたドライバーがいたのです。センターがその人に連絡をしてくれて、一緒のトラックで通勤しました。このことをきっかけに、ドライバーをサポートするセンターの仕事もしたいと思うようになり、運行管理者という国家資格を目指して勉強しています。これは、配車や配送員の勤務時間、ルートなどを管理できる資格です。講習を受けたうえで、資格取得のための試験を受けるのですが、すでに講習は受けているので、ときどき事務所で運行管理者の補助的な業務をしながら、資格取得に向けて知識を吸収しています。勤務日にはなかなか運行管理者資格の勉強をする時間が取れないので、休みの日にまとめて勉強しています。資格を取得できるかどうかはまだこれからですが、運行管理者の資格取得のために勉強した内容は、普段の作業にも役立つので決してムダにはならないと思っています。クルマの運転が好きなのはもちろんですが、それだけではない仕事ができ、いろいろなルートを覚えたり、資格取得のために勉強したりと、自分で頑張った分だけ仕事の幅が広がるのも、セブン-イレブン店舗向けの配送ドライバーのやりがいですね。

※2015年10月時点の情報を元に作成しております。