男性スタッフ6 フローズン

冷凍倉庫で作業する男性スタッフ6
車いじりは好き。でも、運転は・・・
とにかく車好き。とくにバイクをいじるのが好きで、以前は車好きが高じて板金屋で車の改造の仕事をしていました。改造を中心にやりたかったのですが、補修の仕事がメインになってきたため、次の仕事を探し始めました。そんな時、新聞チラシで見つけたのがセブン-イレブン店舗向けの配送ドライバーの求人です。コンビニのルート配送をしている友人から仕事が簡単だという話を聞いており、車好きな自分に向いているのではと思い、応募することにしました。ほかにしたいこともないからというあまり前向きではない選択だったのですが、この仕事を選んで正解だったと今では思っています。しかし、ドライバーとして働き始めた頃は、「簡単だなんて嘘だ、大変じゃないか!?」と思う毎日……。納品時間が決まっているので、時間に追われます。また、お店の裏口に荷物をポンと置いて来るのではなく、セブン-イレブンの店舗の中に入るので、店舗スタッフの皆様はもちろん、来店されているお客様への礼儀にも気をつけなければなりません。仕事に慣れるまで、3カ月ぐらいかかりました。そしてもう一つ、車好きなのに道を覚えるのが得意ではなかったのです。好きなのは運転よりもむしろ車をいじること。ドライブをしていても曲がるのが面倒くさくて、ずっとまっすぐ進んでしまうこともあります。右折で待つのも苦手で、左折、左折で元の場所に戻ってしまったこともあります(笑)ちなみにセブン-イレブンでは、事故を防ぐため、できるだけ右折を避けるようルート設計をします。右折待ちが苦手というのが、逆に運行管理者としての業務に役立っているかもしれませんね。配送の仕事はいろいろな道を知っている方が有利です。混んでいる道などを避けて配送をすれば、それだけ仕事が効率的に、早く終わります。それに気がついてからは、徹底して道を覚えるように努めました。
事務処理をする男性スタッフ6
配送センターで担当する
すべての道をマスター
セブン-イレブン店舗向けの配送トラック1台分に積み込める重量は決まっているので、コースや日によっては、積み込みきれない荷物が出ることもあります。そんな時には、積み込めなかった商品を他のトラックに積んで別便で届けることになります。この仕事に慣れた頃から、別便の仕事を率先して引き受けるようにしました。別便は決まった道を回るのではなく、たとえば1コースの3店舗目から2コースの5店舗目へ行き、次に2コースの8店舗目に回るというような走り方をします。出かける前に地図を調べて、できるだけ安全且つ効率的なルートを自分なりに作り上げて、セブン-イレブンの各店舗を回ります。そんなことを続けるうちに、多くの道に詳しくなっていきました。また、車好きの自分にとっては、知らないところへ行くのは楽しいのです。店舗の場所を知らなくても、行けと言われれば積極的に行くようにしていました。すると、どんどん新しい道を覚えられるのです。車好きに加えて、運転好きにもなりました。こうしたことの繰り返しで、配送センターが担当するすべてのルートをマスターしました。昨年、国家資格である運行管理者の試験に合格して、今は運行管理の仕事をしています。運行管理者にとって、道を知っているというのは大切なことです。どこかの道で事故や遅れがあった場合、ドライバーに無線ですぐに指示を出さなければなりません。スピードが要求されるので、地図を広げていちいち確認している暇はないのです。「この道が事故で通れません」と連絡があったら、「では、次の道を左折して……」と、ぱっと指示を飛ばすには、頭の中の地図が頼りというわけです。
運転をする男性スタッフ6
人に動いてもらう難しさを痛感。
先頭に立って、引っぱっていきたい
私は心配性で確認作業はきちんとする方なので、ドライバーの時に誤配は一度もありませんでした。セブン-イレブンのオーナー様や店員の方たちとコミュニケーションを取るのも好きですし、車好きだったこともあって、向いていたと思います。運行管理者になってから1年以上が経ちますが、運行管理者に向いているかどうかは、まだ分かりません。まず、出社したら欠勤者がいても穴が空かないようにコース決めをして、そのあとに積み込みの補助や出発の確認をします。みんなが出発した後は、前日の運行処理や日常点検の確認などの事務作業をしながら無線対応。誤配があれば自分で配達に行き、遅れるという知らせがあれば店舗様に連絡を入れます。夜勤の人たちのために、80台ほどあるトラックの並べ替えも行います。一日中忙しく、店舗様からお叱りを受けることもありますが、それも仕事のうちだと思っていますし、車好き、体を動かすのが好きなので、苦にはなりません。それよりも頭を悩ますのが、どうしたらみんなに指示通りに動いてもらえるかということです。伝えたいことを正確に伝えるのは難しく、きつい仕事をお願いしなければいけない時もあります。自分もドライバーだったのでよくわかるのですが、複雑で手間のかかるコースは誰も行きたくないのです。それでも誰かに行ってもらわなければなりません。運行管理者になる前は、いつも冗談ばかり言っているタイプでした。そんな私が指示を出しても、言うことを聞きたくない人もいるのではないかと不安になることがあります。自分が先頭に立って手本にならなければいけないと思いながら、あまり堅苦しいのも苦手なので葛藤もあります。しかし、セブン-イレブンの店舗が増え、それに伴ってドライバーも増えていますので、運行管理者もさらに必要になってきます。会社に必要とされるのは嬉しいことですから、より努力をしてみんなを引っぱっていけるようになりたいと思っています。

※2015年10月時点の情報を元に作成しております。