- 疲れて帰って来たドライバーを、
明るい気持ちにしてあげたい - セブン-イレブン店舗向けの配送センターで運行管理を担当しています。運行管理者は7名います。勤務はシフト制で、早番は11:00~19:35、遅番は15:00~23:35です。早番でも遅番でも、運行管理の仕事内容はほぼ同じです。スタッフの前日の仕事内容をパソコンに打ち込んだり、コースや荷物の置き場所に変更がある時には、その情報をまとめた「カルテ」を作ったりします。配送中のドライバーからの無線連絡に応えるのも運行管理者の大切な仕事です。事故でいつもの道が通れないと連絡があれば他のルートを教え、渋滞に巻き込まれて配送の時間が遅れる可能性があるという連絡があれば、対応方法を指示します。到着時刻のご連絡などを店舗様にお伝えし、お詫びも含めて対応するのも運行管理者の役割です。ほかにも積み込みの手伝いやトラックの並べ替え、人手が足りない時にはドライバーとしてコースを回ることもあります。私たちの配送センターはドリンクを担当しているので、夏場は荷物がとても重いです。疲れて帰って来たドライバーたちを明るい気持ちにしてあげたいと思っているので、冗談などを交えて明るく話しかけるようにしています。みんなから笑顔で喜ばれたり、積み込みの手伝いをして「ありがとう」と言われたりすると嬉しいですね。役に立てているのだなと実感できて、運行管理の仕事をしていて良かったと思える瞬間です。こう思うのは自分も約5年間、同じ仕事をしていた経験があるからだと思います。
- 入院が転機。
配送ドライバーから運行管理へ - 前職は塗装工です。一般の住宅やマンションなどの塗装を行っていました。事情があって引っ越すことになった時、塗装工は仕事の波があって不安定なので、この機会に安定した仕事に転職しようと考えました。体を動かすことや運転が好きなので、運送関係の仕事にしようと思い、派遣会社に登録。今の職場であるセブン-イレブン店舗向けの配送センターに派遣されました。2カ月間就業してみると仕事も自分に合っており、会社の雰囲気もよいので正社員として働かせていただくことにしました。最初の頃は道を覚えたり、夏場は荷物が多かったりで大変でした。しかし、職場の仲間に恵まれたおかげで仕事にも慣れ、結婚もして、いろいろなことが軌道に乗ってきた入社5年目、腹膜炎で入院することに。気が気ではなかったですね。会社は夏場の繁忙期に突入し、その当時、妻は妊娠中でした。とにかく早く仕事に戻りたくて焦っていたのですが、会社は「ゆっくり休みなさい」と言ってくださり、体を整えることができました。また、休みの日にお見舞いに来てくれる人もたくさんいて嬉しかったです。仕事のことや会社の状況も分かるので安心できました。2カ月の入院を含めて半年後に職場復帰をしましたが、体力は落ちています。ならば内勤の仕事をしないかと言っていただいて、運行管理補助の仕事を始めました。ありがたかったです。塗装工を続けていたら、この入院で仕事を辞めなければならなかったかもしれません。セブン-イレブン店舗向けの配送の仕事を選んだおかげで、仕事を続けられるばかりか、運行管理という自分の事情に合った職種に就かせていただけて、本当に良かったと思いました。ちなみに、妊娠中だった妻は私の退院日に出産。私は退院したその足で妻の病院に行きました。サプライズプレゼントのような娘も、もうすぐ3歳になります。
- 良い意味での現状維持。
ずっと、同じ仲間と
仲よくやっていきたい - 入院していた時は会社の仲間がお見舞いに来てくれますし、退院後も会社が体のことを考慮してくれます。本当に優しい会社だと思います。ドライバーを含め、普段のセブン-イレブン店舗向けの配送の仕事全般にも、そうしたチームワークの良さが見てとれます。夏場の繁忙期などは荷物の量が多くても、時間ギリギリまで他のドライバーの積み込みを手伝う姿を見かけることがよくあります。私がフォローした時も、「ありがとう」と感謝してくださいます。みんなが相手のことを思い、助け合っている姿を見ると、本当に嬉しい気持ちになります。また、仕事が終わった後に皆で飲みに行き、盛り上がることもたびたびあります。仲が良くて、働きやすい職場です。昨年、私は運行管理者の試験に受かり、補助から本格的に運行管理の仕事をするようになりました。入社した時は21歳、一番の若手だった私の下にも後輩が入ってくるようになりました。後輩からコースの回り方や作業の仕方などの相談を受けることも増え、頼られる嬉しさも感じています。また、「あの道、工事していましたよ」など、ちょっとしたことでもすぐに報告してくれるので、ありがたく思っています。今後の目標を聞かれると、誤解されるかもしれませんが、“現状維持”と答えたいです。今のまま何となく続けばいいということではなくて、お互いに相談し、助け合える関係を維持して、今の仲間たちと仲良く仕事を続けていきたいのです。そのために自分ができることをいつも探して、成長し続けたいと思っています。
※2015年10月時点の情報を元に作成しております。